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地球人として

国際人

国際人といってどんな人を思い浮かべますか。
外国語が話せて、世界中を飛び回って仕事をこなし、富を得ている人ですか。
最近では、０歳児から英語教育をしているそうです。
それは何のためかと尋ねれば、国際感覚を身につけるためとか、将来の進学のためと親御さんはおっしゃる。

国際人とは果たして言語の問題だけなのだろうか。意思の疎通を図るには言語は必要であるが、それだけではないだろう。伝えたい心が伴わないといけない。

伝えたい心はどこからくるのか。その国の精神や、理念が心をつくる。
日本人より日本人な人という表現を耳にする。日本のことをよく知っている外国人のことさして言う。日本のことを知らない日本人が、どうして世界のことを知ることができようか。自分の国の精神を知らずして、どうやって他の国の精神を理解できるのか。

本当の国際人または地球人とは、一人の人間として世界のために、地球のために何ができるかを常に考え実行する人のことである。まずは、日本人としてどうあるべきかという理念が必要なのである。

そのためには、歴史から目をそらしてはいけない。かつての日本人が何をし何を残したのかを、知るべきである。歴史からしか、彼らがどのような精神で死と向かい合い国を守り家族を守ろうとしたのかわからないのである。だからといって、右翼的な過激なことを言いたい訳ではない。
日本の外交はただ謝罪し賠償するしか能がない。かつての政治家が残した実績をもっと誇りに思うべきなのではないか。もっと反論すべきなのに、知らないからできないのである。

平和のために、地球人として。まずは日本人としてのアイデンティティーを見いだすために、先人が歩んできた道を正しく認識することが大切なのだと思う。

01.2.15

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