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命を救うこともし、愛する我が子が命の淵にいたらどうするだろう。 きっと仕事が手につかず、心配で眠れない夜が続き、食事ものどを通らず、絶えず子のことを考えるだろう。できることならば自分の命と引き換えにと祈るだろう。 自分自身を殺すこと。仏教の言葉をかりると滅私という言葉がある。 残念ながら、人は目の届かない者に対して、容易に敵対心を持つことができる。悲惨な出来事は、近くにいる人の身に起きなければ気にしない。 もしかしたら、何もできずに自分の無力さを嘆くだけかもしれない。一緒に涙を流し、苦しむことしかできないかもしれない。でも、絶望の淵から這い上がるのを側でじっと見守り待つことは、一番難しいことだと思う。 00.05.29 Copyright (C) 2000-2003 Kiyokku, All rights reserved. |