青い空 aoisora kiyokku@globallink21.com

クリーンエネルギー

風力発電といえばデンマーク。世界一の風力発電大国である。
風力発電を国策産業として位置付けていて、全世界の風力発電気市場の約50%をデンマーク製が占めている。

2030年までに洋上風力400万kWの導入目標である。

1973年第四次中東戦争暗く寒い冬、不安定な石油燃料にかえて
1976年エネルギー計画が立て直され、原子力発電推進計画が発表された。
しかし、民間の原子力発電の調査結果によりデンマーク政府は安全性廃棄物の処理問題を考え、独自のエネルギー計画を立てた。
その内容は、天然ガスと自然エネルギーでまかない、原子力発電は不要であるというもの。

風力発電

原子力がなくてもデンマークは大丈夫である。
ということを世界中に宣伝をした。

日本の政府計画は省エネ技術の進歩を視野にいれていない。
エネルギー消費の改善が必要なのである。

電気メーカーが不可能というのを信じてはいけない。
日本の風力発電能力は、最高3500万kWと試算されている。
原子力発電より安い電気料金になれるはずである。
電気の無駄遣いをなくし大量消費型の生活から脱皮するべきである。

デンマークでは反原発デモンストレーションには国民の5人に1人が参加した。
1985年デンマーク議会は原子力計画を放棄した。市民からの声を取り上げたのである。
風力発電
海上にも多くの発電施設を造り、同時にエネルギーの無駄遣いをなくす教育を政策とした。

大切なのはやはり教育である。

デンマークではGNPはのびているがエネルギー消費量は横ばい。目標は現在の50%。
経済は伸ばしてもエネルギー消費量は延ばさなくてもすむとう証拠である。

日本の省エネ技術は世界一、なのにエネルギー消費量は増大し、二酸化炭素の排出量も伸びている。
なぜだろうか。

やはり心の問題。

考え方の問題である。
地球への配慮の問題なのだ。
使うべきエネルギーと節約すべきエネルギー。

使い捨てや大量消費を当然と考えているのではなく、高い技術を青い地球を守るために使うべきではないだろうか。

01.6.23


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