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たばこ

たばこについて考えてみよう。

私はたばこが嫌いです。目の痛みと、頭痛に見舞われるからです。
ファミリーレストランの禁煙席の少なさに嘆き、
そして、禁煙席なのにも関らず、煙が流れてくる店の構造に怒りすら覚えます。

アメリカのたばこ会社が支払わねばならない賠償金の額をご存じですか？
嫌煙家や喫煙者が、たばこによる被害を訴えたものです。

たばこ会社は賠償金を支払う為に市場をアジアに拡大しています。
喫煙者を増やす結果となるのは明らかです。
これは果たして嫌煙家が望んだことだったのでしょうか。

世界は今、禁煙という流れになっており愛煙家は肩身の狭い思いをしています。
他者の健康を害するとして非難を受けています。
周りの人のことを考え、場所を選んで吸えと言われていることでしょう。
大麻やマリファナの方が害が少ないとも言われています。（どれも良くはありません）

もちろんマナーを考えて頂きたい。
しかし、嫌煙家ももう少し考える必要がある。
自分の健康のために責めるのも、金のために責めるのもやめよう。

やめたくともやめられない人がいる。
たばこが精神安定剤になっている人がいる。ある種の病なのかもしれません。
精神的な弱さを解消するはけ口になっている場合もあります。
それを頭から止めろと押さえつけることは、なんの解決にもならないと思うのです。
非難することは簡単です。
やめたくともやめられない人の苦しみを理解できるでしょうか。
無意識のうちに、たばこに逃げる弱虫と正義をしょって差別してはいないでしょうか。
その人々の心の傷を癒さぬまま、「邪魔だあっち行け！」と追いやってしまうのはどうだろう。

どちらも考えるべきことがある。
願わくは新しい争いの火種にならざらんことを。

01.1.17